歩き続けてきた (もう歩けない)
走り続けてきた (もう進めない)
失敗もしてきた (ココロツカレタ)
何を間違えていたの?
あなたが立ち止まったことに
失望はしなかった
手を差し伸べはしないよ
でも横に座ってただ待っているから
その時が来たら その時が来たら
聞こえるでしょう
熱苦しいほどの喝采と胸を打つアンセム
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
まだやれると信じてる
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
誰かの為に拳を突き上げろ
その場所から見える (その場所からは)
ゴールははるか遠く (はるか遠くて)
今まで進んできた (進んできたはずの)
道も頼りなく霞んで
凍てつく風にすくむのは
あなただけじゃないよ
でも春の陽射し受けて
立ち上がる理由は
あなたの答えになる だから
その時が来たら その時が来たら
聞こえるでしょう
熱苦しいほどの喝采と新しいアンセム
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
まだやれると信じてる
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
己の胸に誓いを打ち立てろ
未来はまだあるんだよ
希望はまだあるんだよ
それだけは 忘れないで 忘れないで
今はまだ 立ち止まったままでも
その時が来たら その時が来たら
その時が来たら その時が来たら
聞こえるでしょう 暑苦しいほどの
喜びと (祝福の)
プライドを (取り戻す)
懐かしく (新しい) アンセム
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
まだやれると信じてる
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
誰かの為に拳を
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
まだやれると信じてる
Stand up and Fight!
Stand up and Fight!
己の胸に誓いを打ち立てろ
西金沢の駅でいつも通り君と別れた
帰り道にさっきの話を思い出してニヤけた
まだ話足りない思いを
ポケットに詰め込んで
セブンイレブンで明日の
朝のサンドイッチを買った
どう思ってんだろうな
これからの僕らのこと
君と暮らしたい
暮らしたい
暮らしたい
狭い部屋でいいから借りてさ
でもベッドはクイーンサイズでさ
君の寝息聞きながら寝てさ
サンドイッチふたりで食べてさ
君のいない日常はもう
日常じゃないから
独り暮らしに慣れてるから
寂しいなんてことはないし
たぶん僕はうまくやれてるよ
だけど君といると欲張りになっていく
君と暮らしたい
暮らしたい
暮らしたい
車もあれば便利かもな
週末にはどっか出かけてさ
帰り道に助手席で寝る
君の顔を眺める交差点
僕の描く未来にずっともう
君がいるから
「ただいま」「おかえり」
君とふたりで
この街で
暮らしたい
狭い部屋でいいから借りてさ
でもベッドはクイーンサイズでさ
君の寝息聞きながら寝てさ
サンドイッチふたりで食べてさ
車もあれば便利かもな
週末にはどっか出かけてさ
帰り道に助手席で寝る
君の顔を眺める交差点
君のいない日常はもう
日常じゃないから
僕の描く未来にずっともう
君がいるから
敵対はしない
でも手を差し伸べもしない
それが傍観者のルール
行き交う人々のそれぞれに
暮らしがあって僕もその1人なんだよ
頼られはしない
多くを求めたりしない
それが傍観者のルール
誰かがすることに文句は言わないし
皆がすることなら僕もするよ
殺風景な観客席の固いシートで
スポットライトにあたる君を
眺めてたはずなのに
光の中 君が僕の手を握り微笑んだ
(愛してしまった) 愛されてしまった
「傷つけない」「傷つかない」
傍観者のルールももう
(破られてしまった)
いや破ってしまった
君の望んだ世界で僕は
君を傷つけてしまうかもしれないんだぜ
敵対はしない
でも手を差し伸べもしない
そんな傍観者のルール
君にあっさりと破られて
引っ張られた僕はもう観客じゃなかった
あっちゅうまに時間は流れて君とふたり
めんどくさいことに巻き込んだり
巻き込まれたりして
喜怒哀楽の昂ぶりが頓珍漢にからまって
(ぶつかってしまったり) すれ違ったりして
どうしてこんなにうまくいかず
疲れる毎日なのに
(愛おしくて) 笑ってしまうんだよ
君が望んだ世界は今日も
忙しくけどもう戻ることはないんだろう
ときどき傍観者たちが僕らをうすら笑う
(ご苦労なこったな) 適当にやんなよ
そんな言葉も聞こえないほど
必死に今日も生きてる
(君がいる) だから僕がいる
君が望んだ世界で
ときに君を傷つけたとしても
君の愛した世界で
傍観者じゃない役割を僕は見つけたよ
電線の五線譜に
スズメたちがメロディを描いてく
窓の外の景色をぼんやり眺めたら
また二度寝する
もう君にグチグチと言われることもないし
無精髭を気にも留めなくたってそれでいい
Ah 僕はまだ
お気楽な学生でいたかっただけなんだ
ごめんよ
「謝るつもりもないくせに」
君の言葉が今も胸にこびりついてる
Woh,woh
図星さ
離れていく君のこと、いつもどおりに
ただぼんやりと眺めていた Woh,woh
電線の五線譜に
スズメたちがメロディを描いてく
そんなロマンチシズムもあの頃なら
笑ってくれたろうか
この部屋はだんだんと散らかっていってるし
逆に冷蔵庫はカラで笑える
Ah 君はなんでこんな僕と一緒にいたんだろう
ごめんよ
「謝るつもりもないくせに」
君の言葉が今も胸にこびりついてる
Woh,woh
図星さ
離れていく君のこと、いつもどおりに
ただぼんやりと眺めていた Woh,woh
電線の五線譜に
スズメたちがメロディを描いてく
窓を開ければ季節が変わり始めてる
ありふれた魔法ですら使いこなすにはおぼつかず
今日も冒険を夢見てはベッドに潜る長い夜
晴れやかな顔の仲間たちを笑顔で見送って
この町でもう どれだけの時間が
過ぎ去ったのだろう
どれだけ準備をしたって
足りないものが見つかるだろう
それをいつまで待ってるつもりなんだい
もうブーツをはく時間だ
始まりはいつもひのきのぼうと
かわのたてかもしれない
壮大なBGMも似合わなくて気後れする
言わんこっちゃなく ピンチの連続
訪れたとしても
震える足隠して 握りしめるひのきのぼう
いつだって「勇気を出せ」と
君のことを励ましてきたけど
いつだって勇気をくれたのは
そうだ 君だった
始まりはいつもひのきのぼうと
かわのたてかもしれない
いつも他人と比べてた過去もまだ
少し引きずる
描いた理想と違った未来が訪れたとしても
「今度こそは」と自分を奮い立たせて挑め!
震える足隠して 握りしめるひのきのぼう
Judy 本当のこと 教えてくれないか?
今度は嘘をつかないから
Judy この町も変わってしまったよ
映画館はとっくに潰れたよ
Judy 星空はいつだってきれいさ
しみったれた景色を隠すから
Judy もう少し金があったなら
もう少し 時間があったなら
Judy 政治家は嘘をつき
テレビは何かを隠してる
Judy インターネットは無邪気に
楽しそうに人を傷つける
Judy そんなとき いつも Oh
おまえに会いたくなる
Judy 今どこで生きているの?
どんな夢を見ているの?
Judy 本当のこと 教えてくれないか?
今度は嘘をつかないから
Judy おれはまだ この町で暮らしてる
年老いた犬と暮らしてる
Judy いつかおれも誰かを
愛する日がくるだろうか
Judy いつかおれも自分を
許せる日がくるだろうか
Judy AIにすべてを任せられる
時代は もう少し先みたいだ
Judy おれたち
お互いを伝えきれず
迷いながら ときどき間違える
Judy
この世界はいつだって不完全
それでいてこんなに美しい
Incomplete, but beautiful!
Incomplete, but beautiful!
It's beautiful!
世界は美しい
忘れられない言葉を グラスの中に溶かして
また飲み干してしまうような
そんな夜があるでしょう
憎みあった人たちと笑って語り合えそうな
淡いほろよい気分の
そんな夜があるでしょう
汗水流す労働者
夜遊び好きな若者
この街は私のもので
そして誰のものでもない
ただ本当は誰もが
自分の居場所をさがしてるだけ
机の奥にしまった古ぼけた写真を
そっと見つめてるような
そんな そんな夜に
前作『HAND DOWN』はコロナ禍や戦争といった過酷な世界に真っ向から向き合ったアルバムでした。リアリスティックでヒリヒリするような緊張感がありました。決して癒しの音楽でも励まされる音楽でもありません。そこから、答えや希望がたとえ見つからなかったとしても、アーティストの端くれとして、ああいった作品を残しておきたかったのです。
今作では、世界は相変わらず良くはなっていないかもしれないけれど、私たちの生活は続いていて、その中にはうまくいかないこともあれば、うれしいこともあるし、だらしないところもあるという、当たり前の毎日にもう一度、スポットライトをあててみたいと思いました。
言い換えればこれは、ある種の「許容」の音楽ということになるかもしれません。うまくいかないこと、そのものを愛するということかもしれません。
さて、急速な時代の流れとしてAI技術の一般的な実用化ということがあります。すでにお聴きいただいたであろう本作の1曲目もAIによる作曲作品です。そして実は、今作のジャケットイラストもAIが、数秒で描きあげたものになります。(もちろん、要求に応じたイラストでなかったものを再三、描き直させたという経緯はありますが)
このジャケットイラストを私は大変気に入っています。「楽器でできた街」という私の要求に応えてくれて、今にも音楽が聴こえてきそうなジャケットができあがりました。
しかし、よく見ると……、月は二つあるし、街の縮尺というか大きさの規模がよくわからないし、鍵盤の黒鍵の位置もめちゃく ちゃです。
それらを、突っ込みつつもやはりこの絵が魅力的だと思ったときに、今自分が録音している楽曲たちを全部言いあらわすタイトルが浮かび上がりました。
『INCOMPLETE, BUT BEAUTIFUL』
直訳すれば「不完全だけど美しい」。0か100かで語られることが多いと感じる時代ですが、一生懸命に生きるすべての人に自分も他者も認め、許容するやさしさがあらんことを願います。
2024年11月12日
三田村 潤
Produced by 三田村 潤
Vocals, Guitars and Computer Programmings 三田村 潤
Recorded and Mixed by 三田村 潤
at Room JM
Mastered by 三田村 潤
at Room JM
Cover Illustration Canva
Art Direction and Design 三田村 潤
Sales Promotion 三田村 潤 (JOY MUSIC RECORDS)
Thanks to My Friends, Families and All the People Who Love My Music!