2 しおり [Photograph Tucked into the Book]
本棚の隅っこには しおりを挿んだままの
古い小説が眠ってるよ
君に借りたままの
よく見ればそのしおりは
あの頃撮ったフォトグラフで
少し色褪せて見えるけれど
変わらないあの笑顔
ほったらかしにしといたから
あらすじから忘れてしまってた
もう一度 読み返そうか?
今度は最後まで
まぶしい季節に目をそらしても
何も変わらない
最後のページ 知ってる君は僕より大人だった
伝えたい言葉がいつも言えずに
はにかんでいた
どこまでも続く空が青くて
ページをめくってみれば
なんてことはないストーリー
だけど思い出すのは Woh
あの頃の僕らのこと
無邪気で危うげでずるくて
いつもそこにいれば笑えてた
そして僕は思い出した
しおりをした意味を
「忘れたい」でも忘れたくないから
時間を止めて
ずっと変わらずいられるように写真を挿みこんだ
あっけなく 魔法は解けてしまって
それからはもう
振り返る余裕もない日々で
まぶしい季節に目をそらしても
何も変わらない
最後のページ 知ってる君は僕より大人だった
伝えたい言葉がいつも言えずに
はにかんでいた
どこまでも続く空が青くて
今ならばもう
最後まで読んでも胸は痛まない